2008年ごろより与根の海人（うみんちゅ）たちは、自ら水揚げした鮮魚を通して地産地消・地域活性化として与根の魅力を伝えることが出来ないかと模索し続けていました。

2022年4月、自治体や地域の皆様のご協力のもと「与根地区観光交流施設ゆにま〜る」を落成させて頂き一歩踏み出すことができました。

「ゆにま〜る」は「与根（方言：ゆに）」×「ゆいまーる」を掛け合わせた造語になります。

「ゆいまーる」は沖縄の方言で、ユイ（結い、協働）＋マール（順番）の意味で、順番に労働交換を行うこと、相互補助と訳されます。

海人の運営するゆにま～るは、地域の人々と連携しながら、訪れる人のニーズに合った体験型の取り組みをご案内します。釣り体験では、沖縄の海に住む色とりどりのお魚と出会えるかもしれません。無人島体験は、特別な思い出になることでしょう。ワーキングヤードでの鮮魚直売も定期的に予定していますので、お得に新鮮な沖縄のお魚をお求め頂けます。調理室では魚裁き体験を計画しています。

観光案内だけでなく、豊見城市与根漁港からでしか出来ない発信や取り組みを行い、人との出会いを大切にし訪れる人や海人が幸せになれる施設を目指しています。

地元農家さんや多くの関係者との連携も視野に入れ、地域活性化に向け協働していける施設として、これから与根の海人たちの挑戦がはじまります。